1. 高齢者住宅・老人ホームに入る理由を明確にしましょう
「元気なうちに入居したい」
「家族による介護が困難になった」
「介護する家族がいない」
介護体制が整った高齢者住宅・老人ホームを探す必要があります。
「ひとり暮らしが不安になった」
「将来に不安はあるが、今は自由な生活を謳歌したい」
「介護が必要であるが、ご自宅のような雰囲気の住居で生活したい」
スタッフが常駐しているサービス付き高齢者向け住宅などが良いかもしれません。
2. 希望する条件を整理する
希望する条件を書き出して優先順位を付けましょう。ご家族と話し合ってみましょう。
希望条件例
立地条件
- 住み慣れたところ
- お子様の住まいに近いところ
- 駅に近いところ
- 公園が近くにある
- 静かな環境
介護
- 食事の介助を受けることができる
- 入浴の介助を受けることができる
- 認知症への対応が可能
- 在宅介護のケアを継続できる
食事
- 介護食・療養食に対応している
- 居室にキッチンがあり、自炊が可能
医療
- 病院と連携しており、緊急時に対応してもらえる
- 持病に対応している
- 看護師が常駐している
交流
- レクリエーションを用意している
- 少人数制
- 各種イベント等アクティビティが充実している
部屋
- 個室、夫婦部屋、相部屋
- 居室にキッチンや風呂、トイレがついている
- 家具の持ち込みが可能
3. 予算計画を立てる
資産や年金額から予算を立てましょう。お子様が援助する場合も無理の無い範囲を心がける必要があります。緊急時にも対応できるように、ゆとりのある資金計画を立てましょう。
- 親御様の月々の収入(公的年金、個人年金、給与収入、ご家族の援助など)
- 親御様の資産(預貯金、生命保険、不動産、ローンなど)
4. 情報収集をする
高齢者住宅・老人ホームの情報を集めましょう。複数の高齢者住宅・老人ホームの情報を比較検討することが大切です。また高齢者住宅情報プラザにメールやお電話でご希望条件をお伝え頂ければ、その条件に合った高齢者住宅・老人ホームの資料をご面談時にご提案させて頂きます。また資料の郵送もさせて頂いております。
5. 候補の施設を絞り込む
資料を見比べて高齢者住宅・老人ホームを絞り込みましょう。先に挙げた条件と合致するか、予算内に収まっているか、追加料金が発生するか等を確認しましょう。何から始めて良いかわからない場合は高齢者住宅情報プラザにご相談ください。対面でのご相談を承っております。
6. 見学に行く・体験入居をする
高齢者住宅・老人ホームや介護施設は、必ず自分の目でチェックしましょう。ご入居前の見学はとても大切です。雰囲気、居住スペースの確認はもちろん、近隣の立地や施設の方針、サービス内容など、納得いくまでご確認下さい。
高齢者住宅・老人ホームは、一つとして同じものはありません。「雰囲気や生活習慣は自分に合うか」、「介助の様子」、「食事はどうか」、「スタッフと仲良くなれそうか」など中身を知ることが重要であり、相性の良し悪しが分かります。疑問に思ったことは遠慮なく聞いていきましょう。
納得いくまで見学することが重要です。断りにくいといった理由から、見学に躊躇する方が少なくありません。これで本当に良いのか心配になりながら、なんとなく決めてしまい、結果として入居後すぐに途中退去をしてしまうケースも後を絶ちません。
そこで専門知識を持った第三者が必要です。高齢者住宅情報プラザは、何軒・何度でも相談員が同行(一部の店舗)致します。お気軽にお声掛けください。
見学のチェックポイント
立地
- 最寄駅からの距離
- 親御様の自宅、お子様の自宅からの交通手段
- 周辺環境(病院、コンビニ、スーパー、公園など)
職員
- 職員の身だしなみ、言葉遣い
- 入居者との接し方(対話、介助の様子)
入居者
- 入居者の身だしなみ(整容が行き届いているか)
- 男女比
- 介護度
- 平均年齢
共有スペース(食堂、共同トイレ、共同風呂)
- 手すりの位置、車いすへの対応、清掃の状況
居室
- 広さや収納スペース
- 風呂、トイレ、洗面スペース
- 手すりの位置、車いすへの対応
- 持ちこんで良いもの
食事
- 食事の介助の様子
- 療養食、介護食の対応はしているか
- 食事はどこで調理しているか
- キャンセルは可能か
- メニューを選ぶことはできるか
その他
- 外出は自由か
- 家族の面会時間に制限はあるか
- どのようなレクリエーションが行われているか
7. 入居先を決めて、契約する
入居先が決定したらご契約ですが、その前に高齢者住宅・老人ホーム側とご本人様の面談が行われます。現在の身体状況やどのような生活をご希望されているか、安心してお暮らし頂けるかを面談でお話しさせて頂きます。面談後、高齢者住宅・老人ホーム側の受け入れ可否が決定致します。
決定後、高齢者住宅・老人ホームと直接契約を交わします。契約で交わす書類は入居申込書、入居契約書、介護保険サービスの利用契約書、重要事項説明書などです。住民票や戸籍謄本、印鑑証明書などが必要な場合もありますので、早めに施設に確認しておきましょう。